ユーザーボイス エアボーネブ導入のメリット~治療効果と業務の効率化~

エアボーネブ導入のメリット~治療効果と業務の効率化~

順天堂大学附属練馬病院では、AIRVO2をご使用いただいておりました。しかし吸入治療は感染蔓延の可能性があるという理由で多くの配慮を必要とするCOVID-19下の状況で、新しい方法を模索されていらっしゃいました。本当に治療が必要な患者さんへのひとつの治療提供方法として、感染面も十分考慮されているとご評価をいただき、エアボーネブのご採用につながりました。

詳細インタビューはページ下部でご覧いただけますので、ぜひご覧ください。

順天堂大学医学部附属練馬病院
小児科 丘 逸宏 先生 
看護部 小児救急認定看護師 後藤 裕美様

丘先生と後藤看護師
丘先生と後藤看護師

エアボーネブを実際に使用されたご感想をお教えいただけますか?
丘先生:
従来の手技と比べて、患者さんの受け入れが良くなりました。エアボーネブによるネブライジングを開始してから飛沫感染のリスクの減少とともに子供が泣き叫ぶことも少なくなり、穏やかに治療を継続することができるようになりました。また患者さんと距離を保ったまま導入ができるため、交差感染のリスクマネジメントにも寄与していると考えます。

後藤看護師:
まずは、作業時間の削減があります。呼吸状態が悪い場合、1日8回から10回の吸入が必要になってきます。約15分/回としても、回数が増えると最低でも吸入作業に120分/日かかります。エアボーネブではネブライジング中に機器を持つ必要がありません。そのためベッドサイドで記録を行うなど、他の作業ができるようになり、本来のケアにも時間を割けるようになりました。看護師の人手が足りない際も簡易にできるや鼻から息をしてそのまま入ってきますので、確実な薬剤投与を確認できる点もよいと思います。また、薬液投入口がわかりやすく、新人看護師でも間違いづらいと思いますので、教育もしやすいという印象も受けました。

エアボーネブ
エアボーネブ

エアボーネブ導入についての周囲の方の反応はいかがでしたか?
丘先生:
看護師さんたちからも評価が高く、シンプルなデバイスで取扱いも容易であるため、積極的に「あの患者さんにどうですか」と提案されるケースが増えました。また、医師の同僚からは、投薬の確実性が向上したため、治療効果の有無が非常にクリアになり、自信を持って治療評価をし、次のステップに進めるなどの声を聞いています。

後藤看護師:
一般病床ですので受け持ちの患者数がかなり多く、扱うデバイスが増えることに対してはやはりマイナスイメージもあります。しかし既にAIRVO2を使用しており、エアボーネブの導入による作業時間削減などのメリットが一度伝われば、スムーズに進むので、現場においても使用に関して評判が良いです。

プロトコル抜粋
丘先生作成プロトコルの抜粋

治療方針(HFNCや投薬)について教えていただけますか?
丘先生:
当院では次のような病棟管理の喘息患者における呼吸管理と投薬に関するプロトコルを運用しています。まずAIRVO2の使用基準は酸素3L以上でSPO2が95%を維持できない患者さんです。この時点での薬剤はガイドラインに準じてステロイドの全身投与を行います。エアボーネブによるβ2刺激薬の投与をスタートします。
流量は患者さんの体重×2L、酸素濃度は50%でスタートします。2時間ごとに次の2項目をモニタリングしています。①SPO2(95%を達成)②Pulmonary Score≦3-4両方達成している場合にはウィーニングを検討し、未達成の場合は濃度の調整、患者さんの基礎疾患や既往などを考えアミノフィリンの導入を考慮します。アミノフィリンが使用できないときはイソプロテレノールの持続吸入を開始します。アミノフィリンの導入後、症状改善が達成している場合にはウィーニングの検討、未達成の場合はイソプロテレノール持続吸入を開始します。それでも改善が見られない場合、HFNCから治療のレベルを上げる必要があり、NPPVの導入や挿管管理を検討しています。

プロトコルについて、作成・導入する上でのメリットや検討事項やについて教えていただけますか?
丘先生:
プロトコルが導入されることで、治療のプロセスが明確になり共通認識を持つことができます。また治療の標準化を実現することによって慣れていない若いスタッフなども安心して治療を行うことが可能となります。モニタリング項目についてはPulmonary Scoreを採用しました。呼吸回数をモニタリングしている文献なども見られますが、こちらの方がより呼吸状態を把握できると考えています。また、HFNCの流量に関しても既報を参考に決定しました。

エアボーネブやプロトコルにご関心がある方は、営業担当もしくは下記よりお問い合わせください。

丘先生インタビュー

後藤看護師インタビュー

販売名:フロージェネレーターAirvo(承認番号:22500BZX00417000)

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